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学習を本格的に開始したのは平成25年の12月に入ってからでした。労働基準法から一般常識までの計8教科を、1教科2週間のペースで学習を進めていく計画を立てました。
@平成25年12月から平成26年7月まで
1日の学習時間(約2時間)の進め方を紹介します。まず、「基本テキスト」を2、3節程度じっくり時間をかけて読みました。基本テキストは、初学者でも理解しやすいようにまとまっており苦痛もなく読み進めることができました。次に基本テキストを通読した同じ範囲を「マスターノート」を用いて頭を整理しました。社会保険労務士の試験範囲はテキストを読むだけではなかなか整理できません。マスターノートは表など体系的にまとまっており、内容を整理するのにとても助けになりました。またマスターノートには余白もあり、自分の苦手部分や自分だけの覚え方などを追記できたことがよかったです。そして最後に「選択式テキスト」を用いてアウトプットを行いました。アウトプットを行うときは必ず紙に書くことにしていました。これにより、用語をどんどん覚えていくことができました。
これと並行して添削指導も必ず受けました。この添削により、どのくらい学習内容が身に付いたか把握することができ、なんといっても先生からのアドバイスや励ましの言葉が添えてあるのでモチベーションの維持につながりました。
労働基準法から一般常識までの8科目について、2巡目の学習が終わったのは7月下旬でした。
A平成26年8月から試験日前日まで
試験月である8月はアウトプット学習と法改正・白書対策に切り替えました。アウトプット学習として、なるべく多くの過去問題または予想問題を解くことに専念しました。択一式問題は正解肢を確認するだけでなく、不正解肢がどうして不正解であるかを確認することまで行うように心がけました。法改正・白書対策については、安全衛生普及センターから送られてくる法改正情報を利用して、この期間に叩き込みました。試験前日は、体調管理を優先したため勉強することは控え、試験日を迎えました。
B試験日
試験会場に「マスターノート」だけを持っていき、最後の確認を行いました。マスターノートには自分の苦手部分も追記してあったので不安を取り除くことができました。
受験生へ…継続は力なり
社会保険労務士試験は出題範囲が膨大です。学習していてもなにも感触がなく「暖簾に腕推し」といった感覚がつきまとうかと思います。そんなときは、合格後の自分を思い浮かべてみてください。きっとモチベーションも上がっていくかと思います。
安全衛生普及センターのテキスト見本を手に取る機会があり、「これだ!」と感じ、すぐ様、通信課程を申し込んだ。カラフルでも、図や表が豊富に用いられているテキストでは決してない。文字がびっしりの挫折しそうになる教科書だ。しかも添削指導もアナログ…。
ところが条文の論点、解説がはっきりしている。理解も進むし、周辺知識の定着も確実だった。アナログだと笑った手書きの添削コメントでは、怒られもし、励まされもし、背中を押され続けた。また、疑問に思う箇所はメールで質問した。回答は早い。何よりていねいにポイントを押さえていただいた。
科目ごとのテストは本試験に近い掘り下げ方で、「注意してていねいに読む」というクセがついた。コピーして何度も繰り返したので、テキストとともに書き込みでいっぱいになった。
仕事と家事、時間のない中で4年もかかってしまったが、それは勉強の仕方次第だと思う。
素直に条文を読むこと。
テキストはバイブル。勉強が進んでも解釈に迷うときは、必ずテキストに立ち戻る。問題集は問題文・解説文を暗記する程繰り返す。そして解答には何故そうなのか理由付けまですること。1日1時間でも30分でも教材に向かうこと。休むときは思い切り切り替えて休む。 合格証書を頂き達成感はあるが何だか寂しい。4年も毎日ひたすら本とペンを手にしていたから。
私はこのあと事務指定講習を経て、勤務社労士として登録を受ける予定だ。最後まであきらめない。試験の最後の10分に合否を決める1点があるかもしれないのだから。
還暦間近になると、小さな字は読みづらく、テキストの字の大きさ等を基準に通信教材を選び、また、試験直前になると、主人の助言もあり、いくつかの団体の模擬試験の受験等、実戦訓練をして受験に備えました。
平成21年度は、準備期間も少なく、選択式は29点でクリアしたものの、択一式は33点で不合格。平成22年は、択一式は50点、選択式は総得点23点で合格かと思いきや、労一が2点で足きりに合い不合格。平成23年こそと思って奮起したものの、選択式31点で全科目基準点クリア、択一式は…45点で、総得点で1点足らず。平成24年は、択一式51点、選択式総得点26点、でも、雇用と労一で基準点に足らず。よし、次こそはと臨んだ平成25年、択一式48点、選択式26点、…が、健保が1点で、またまた足きりに合い不合格。
私の不運を見かねた主人(日本ライセンスセンター(編注・「安全衛生普及センター」の前身)の受講者)が薦めてくれたのが、安全衛生普及センターの受験必修・選択式完全対策・法改正情報の各通信講座でした。法律条文を、再度テキストを通じて学習しなおし、膨大な量の問題が収録されている選択式テキストを必死に学習したおかげで、平成26年の選択式では37点を獲得。こうして、ようやく不運から脱することができました。
安全衛生普及センターの場合、添削の際の切手代は安く、紛失した資料をFAXで送って頂いたりし、疑問点にも的確に答えてくださったおかげで、より効果的な学習ができたと思っています。改めて、ここで感謝申しあげます。
また、受講者の皆様の全員が合格を果たされ、1年でも早くスタートラインに立つことができ、社会保険労務士としてご活躍される日が来ますよう、心よりお祈りしております。
私は現職を退職して、セカンドライフをどうしようかと考えているときに、現職時代に職場で行われていた安全衛生委員会の開催や定期健康診断結果報告書の作成・提出などの必要性等を調べていくうち、組織というものが、種々の法律の適用を受け、成り立っているということがわかってきて、興味が涌いてきました。 また、特殊職域とも言える教育職として学校にいたこともあり、それまで、社会の一断面しか見ていないということにも気づき、これからは社会の別な面を経験したいと考えました。 そこで、学生時代に法律を学んでいたこともあり、社会保険労務士という資格に挑戦しようということになったのです。
社会保険労務士の教育における日本ライセンスセンター(編注・現(一財)安全衛生普及センター)の評判を知り当センターの通学講座に通うこととしましたが、いざ、受験学習を始めてみると、覚える量が多くて、最後の科目をやる頃は前の科目の内容は忘れてしまう、といった状態でした。 とにもかくにも、テキストを繰り返し何回も読もうと取り組みましたが、学習対象となる条文等の数が多すぎて、事前に考えていたほど回数は伸びませんでした。
2年目からは答案練習講座を学習の中心に据え、問題訓練で実戦力を養成することに集中しました。 社会保険労務士の問題は、巧妙なのか、みんな似たような文章なので、最初のうちは、正誤のポイントがなかなか把握できずに苦労をしましたが、慣れるに従い、次第に落としどころがわかってきました。
その年は、「大分わかってきた」と多少の期待を持って試験に臨みましたが、学習をしていない箇所が出題され、まだまだ学習量が不足していると感じました。 しかし、とにかく続けることが大事だと思い、暇を見つけてはテキストを読んでいきました。法律の条文はくどい気がしました。同じ言葉を繰り返すからです。 しかし、間違いを避ける意味ではやむを得ないかもしれません。勉強では、「それ」と簡略化して進めていきました。
1年1年と積み重ねていくうちに、知識が増えていきました。過去問題集も何回も見直しました。それでも完全には理解できません。細かい分量は枝分かれして際限なく増えていきます。広く浅くという意味が理解できました。
私は、特に変わった勉強法はとっていません。オーソドックスにコツコツと知識の量を増やしていった結果だと思います。最初は時間内に問題を終えるのが精いっぱいでしたが、だんだんと余裕ができてきました。 じっくり読んでとりかかっても、時間はほぼ十分取れるようになりました。中味がよく理解出来るようになったからでしょう。
これからの受験生の皆さんに私が贈る言葉は、ただ「継続は力なり」という言葉です。続けていけば必ず合格レベルに達していきます。自分との戦いでもあります。ご健闘を祈ります。
平成24年まで複数回の受験経験があったのですが、平成25年度の受験に挑むにあたっては、安全衛生普及センターの「受験必修通信講座」を受講したほか、市販の「過去問題集」、「予想問題集」、「選択式問題集」を購入し、試験直前期には、安全衛生普及センターとO社の「模擬試験」を受験しました。 受験学習を行う環境は良好とはいえず、妻と子供二人(5歳、1歳)の家庭ということもあり、特に下の子供の寝かしつけや、夜泣きの対応等で学習時間がなかなか確保できませんでした。 そこで、夜の勉強が厳しいなら、朝早く起きてやれば良いと思い、毎日、4時30分に起床して、6時30分まで学習するようにしました。
年が明けてから、受験必修通信講座の基本テキストの学習を終え、問題訓練に入りましたが、以下の@〜Bを学習方針として定め、実行することにしました。
@ 1日少数の問題を解き、完璧に理解するよりは、より多くの問題に取り組み、ともかく、「実戦力」を養成することに努めること。
A 問題のなかで、いつも間違えるところ、理解ができていない等の気になるところは、テキストで、該当箇所をじっくり確認すること。
B 模擬試験問題は、予想問題等の解答訓練で養成した実戦力を試すための「特別の問題」として取り組むこと。
4月からは、朝は、通信講座の添削用問題、予想問題等の問題訓練の時間にあて、過去問題は仕事の合間の細切れの時間に読んでおいて、夜にノートに○、×をつけるという解答方法をとりました。 6月あたりからは、間違った問題や気になった問題をノートに書き出し(ちなみに、試験会場に持参した教材は、このノート一冊のみでした。)、朝起きてすぐ、仕事の合間、寝る前に読むようにしました。 この時期は、このほかに、白書対策として、通信講座の教材の「資料編」を読む等の総仕上げのための学習も併せて行うようにしました。
そして受験。選択式の雇用保険法が「2点」しか取れず、「今年もダメかな・・・この資格には縁がないのかな・・・」とあきらめの境地でした。このため、合格発表日も覚えておらず、「身に覚えのない」簡易書留が届いて合格を知ったくらいです。
小生は、高校や大学の受験生のように、まる一日勉強をしていた日はありません。休みの日も日中は子供の相手をしていました。平日の夜も子供の寝かしつけをして、そのまま寝てしまったりもしました。また、試験直前に夏休みや年休を取って一日中勉強するといったこともなく、いつものように仕事をしていました。ただ、早起きしての問題演習は毎日欠かさず行っておりました。
社労士試験に合格することは簡単なことではありませんが、私のようにコツコツとあきらめないで、継続して学習をしていれば、必ず朗報が届きます。皆様もがんばってください。
<選択式を勉強するうえでの注意点>
平成24年は当講座(テキストNo.1〜No.4)を勉強の中心に据え、日々繰り返し、みっちりやりました。
選択式の勉強は、択一式の正誤のポイントとなる論点と重なる部分が多く「一粒で二度おいしい」のですが、択一式に求められる「広く浅く」がおろそかになってしまうことには注意が必要です。
「択一式の得点力を安全圏にした上で、選択式対策をとること」これが平成25年のテーマになりました。
一般常識以外の法律科目については、平成24年の反省をいかし、択一式の過去問を中心に据えて、「この問題で空欄を抜かれるとしたらここだろう」と常に考えて過去問を解きました。
当講座のNo.1〜No.3(法律科目)は苦手と感じる問題をピックアップして取り組むことで選択式対策とし、涙をのんだ社会一般と、「2点」の救済が行われることが少ない労働一般(テキストNo.4)に絞り、繰り返しました。
<この講座のいいところ>
4月初旬に送られてくる労一、社一の資料編。これはとっても素晴らしいです。労一の巻末50問を繰り返せば労働経済対策はもう十分です。
社一の巻末予想問題もいい。本番でも、難関となった解答の1つである「ブラジル」はスッと入り、精神的に安定しました。
テキストについては、過去問が豊富であること。繰り返し同じ論点を出題してくる傾向にある労働一般対策には重宝しました。
<本試験でやってはいけないこと>
それは「この科目は難しいので2点救済になると思い込み、自分を甘やかしてしまうこと」です。
平成24年の私は社一でこれをやってしまい、合格への扉をこじ開けることを自ら放棄してしまいました。
どうか受験生の皆さん「選択式で1科目でも3点を取れなかったら即、不合格であること」を肝に銘じて、日々の学習にあたってください。
この強い気持ちをもって、この試験に臨んでください。これこそが「合格の秘訣である」と私は考えます。
<結果論でものを言いたくないが受験生に希望を持ってもらうために>
今回の選択式試験では、難問が出題された「労災法」、「社会の常識」、「健保法」の3問の解答いかんが合否のポイントとなりましたが、このうち、労災法の解答の「常用労働者」は別のテーマでテキストに掲載されていました。
あと1個は自力で解答に成功。社一は前述の通り、「ブラジル」でOK。
健保法はテキストにヒントらしきものがあり、解答の「3年」を正解して、あと1個は自力で。こう考えると合格率の5.4%も怖くないと思いませんか?
「あきらめないこと」はどんな受験生にだってできること。当講座で養い、蓄えた知識を信じて、本試験に臨み、合格を勝ち取ってほしいと切に願いますし、当講座の受講生はできると思います。
合格までの道のりは大変厳しいものでしたが、これから受験される方々の参考に少しでもなればと思い、私が行った学習法について、ご紹介させていただきます。
私が受験学習を開始したのは、平成24年の2月からと遅く、また、仕事との兼ね合いもあって、1日当たりの学習時間は平均して3時間程度でしたので、平均的な受験者の受験準備期間からみても、明らかに、時間が足りないという状況でした。 そこで、受験学習を進めるにあたっては、極力、「覚える」よりも「理解する」学習法をとるように努めました。 よく失敗する例として、何でもかんでも暗記しようとして、結局覚えられない、ということが挙げられますが、個人的にも、受験者の方には、暗記中心の学習方法はお勧めできません。 人の記憶力には限界があるので、無理に覚えようと思ってもすぐに忘れてしまいます。それよりは、「どうしてそうなるのか」というように、理屈を理解する方が、より効率的な学習ができると思います。 私は、受験必修通信講座の教材である「マスターノート」を最大限に活用し、常に「横のつながり」を意識しながら学習を進めました。
具体的には、まず、「基本テキスト」を通読し、その科目の通読が終わったら、マスターノートを通読する。 それを科目ごとに繰り返し、社会保険関係の科目についても、同様の方法で、社会保険関係の基本テキストとマスターノートを通読する、という方法をとりました。 その際に気を付けていたのは、科目間の共通事項と相違事項を強く意識して、横断的な理解をすることに力を注ぐことです。 このような学習法をとることによって、「暗記しなければならない」学習量を減らすことができ、結果として、学習時間の短縮を図ることができたと思います。
2月から6月までは、以上のような学習を繰り返し、7月は選択式完全対策通信講座の基本テキストを使用して選択式対策、8月の試験直前期は、改正法対策及び白書対策をして本番に臨みました。
繰り返しになりますが、暗記する量を極力減らし、例えば、法律で規定されている制度の仕組みを自分で説明できるようになるまで理解する、といった学習法をとったことが、私にとって合格への近道であったと思っています。 なお、学習する過程で、どうしても理解できないことや疑問点が生じた場合には、すぐに質問制度を利用されることをお勧めします。 1人で勉強するのには限界があります。質問制度を活用することによって「1人ではない」と感じることができれば、勉強に取組むうえでの大きな活力になっていくものと思います。
最後になりますが、受講者の方には、事前学習に悔いを残すことなく受験に臨み、笑顔で合格発表日を迎えることができますよう、心からお祈り申しあげます。
その日のうちに、大手書店に出向き、社会保険労務士の市販テキストを確認したのですが、まず、そのテキストの厚さに圧倒され、さらに調べてみると、合格率が1ケタ台であること等、受験を決断するには二の足を踏むことばかりでした。 また試験科目も10科目あり、人事担当の仕事をしていたとはいえ、年金や健康保険等の業務に携わったこともなく、条文も初めて見るものばかりで、高い壁があることもその時実感しました。 平成21年の2月からとりあえず、市販のテキストを使って勉強しはじめましたが、本試験まで6ヶ月間、憶えることが多く、かつ勉強を進めているうちに、もう以前の科目の内容を忘れている、という繰り返しでした。 結果的には、合格まであと一歩のところまでいったものの、不合格でした。
2年目の平成22年は、試験が終わってからすぐに教材の検討にとりかかりました。 いつも勉強していた近くの図書館で、たまたま、安全衛生普及センターのテキストを使って学習していた方がいましたので、早速、インターネットで教材のサンプルを見ました。 テキストの内容が充実しているように見えたこと、テキストの中に、設問肢単位による過去問が収録されており、テキストの内容の理解度がすぐにチェックできること等から、迷わず受講の申込みをしました。
2年目の受験学習をスタートするにあたっては、@最低でもテキストを5回読むこと、A通信講座の添削問題にすべて取り組み、提出して講師の指導を受けること、B本試験の前に実施される「模擬試験」で合格ラインに達する実力を養成することを目標としました。 ウィークディは2〜3時間、土・日曜日は5〜6時間の学習を1年間継続できたのも、この目標があったからこそと思っています。
本試験では、選択式で、毎年の「合格点」とされる「3点」に満たない科目が2科目ありました。 しかし、センターに送った「復元解答」の講師の合否診断では、この2科目については救済措置がとられることは確実とのことで、「合格を期待しても良いでしょう。」という、うれしいコメントをもらいました。
合格発表日までは不安でしたが、無事、合格することができました。 添削指導をしていただいた講師の皆様、休日の図書館通い、模擬試験、本試験の際に、いつもおにぎりを持たせてくれた妻には深く感謝しています。 本当にありがとうございました。
(2)答案練習講座等の活用法
答案練習講座は、その科目については事前に対策を練って、総仕上げのつもりで受講しました。
それでも、科目によっては確認テストが平均点以下の時もありました。
テキストを精読して受講する、テキストの過去問を解き直して受講するなどの事前準備ををしてから講座に望むのが大切だと思います。
答案練習講座とこの講座にセットされている模擬試験を受け終わった後は、新たな論点があれば、それをテキストに書き込みました。
答案練習講座と模擬試験は、その時点の自分のレベルの把握と新たな論点を見つけることが目的です。結果が良ければ良いに決まってますが、結果が悪くてもこだわり過ぎないことが大切です。
(3)合格を決定した要因
重要論点、法改正事項、横断整理、誤りの選択肢の誤りの理由などを、通常の学習サイクルの時にテキストに書き込みをしておき、直前期に何をするか意識しながら、学習を進めました。
直前期は、テキストを読み直して、模擬試験、答案練習の問題なと問題の解き直しを行いました。
テキストに情報を一元化したこととそのテキストを十分活用したことが合格の要因であったと考えてます。
その後、何度も社労士試験の受験を考えた。 しかし、選択式の恐怖感から逃げられず、本屋で社労士選択式問題集を見るたびに気分が悪くなる始末であった。もう社労士の問題集に近づくのも嫌だった。
「もうやめよう・・・」IT系のベンダー資格を何個も取った。自分の人生に社労士は関係がないものと思った。しかし、会社の売り上げが落ち2010年1月に失業した。
職安に行き、やる事がなく、フラフラしているとき、ふと古本屋に行き、たまたま手にした本が社労士の過去問であった。 9年のブランクがあり、解けるはずもないと思っていた問題を立ち読みした。「解ける・・・もう一度だけやろう、選択式との戦いをもう一度やろう」。2010年3月下旬のことであった。
予備校に行く予算がなかったため、択一式は解説が詳しい市販の本を多量に買い込み、解いていった。択一式問題は解く場合、問題の横に基本書の該当ページを書き込み、解いた日付、正誤の結果を記録した。
問題を解くときに意識したことは、なるべく法の仕組みを理解して解く事であった。単に記憶しただけでは、記憶が落ちるのが早い。記憶で正解することと理解で正解することは、同じ点数であっても正解の質が異なる。 間違えた場合は、必ず基本書に戻り、読み直した。
選択式だけはどうしても受験教育機関に頼らないと無理であった。ベテラン受験生の多くは択一式より選択式が大きなキーになることはいうまでもない。 そのため、多くの市販の本が販売されているが、そのどれも、近年の選択式の問題には対応しているように見えなかった。
「安全衛生普及センター」の「選択式完全対策通信講座」は、近年難化傾向にある選択式問題に唯一対応できる教材であり、解説は丁寧に書かれているため選択式のみならず、択一式にも対応できる教材であった。 空欄を埋めるだけではなく、文章全体を理解するようにした。厚生年金などの計算問題は何度も解いた。 模試は、3回受けたが、9年前のように優秀者に名前が載ることもなく、成績も芳しいものではなかったが、間違った原因の分析と復習を徹底的にした。
最後に、今回の自分の合格は偶然かもしれない。しかしながら、最後まで自分を信じていた。今回の試験でも、9年前の自分と同じように、1点で泣いている人が沢山いるのかもしれない。
最後の1分1秒まで自分を信じてがんばってほしい。
1.学習時間は毎日3時間以上確保する。
前年までの受験学習については、毎日の勉強時間が1〜2時間だったため、労働基準法から始めるのですが、後ろの方の年金や、一般常識の科目については消化不良のまま、試験に臨んでしまうということを繰り返してきた感がありました。
今回は、今までの失敗を踏まえて少しでも多く勉強時間をとるようにして、1日3時間以上、休みのときは1日図書館で勉強しました。
2.テキストの通読・問題集・模試の取組みは3回以上繰り返す。
テキストは3回以上通読しましたが、テキストの中で分からないところがあったら、そこで長い間留まらず、通信講座の質問券制度を利用して疑問を解消しました。
自分であやふやな結論を導き出すよりも、講師が正確な答えを出してくれます。
私は長い受験生活で何十枚も質問券が溜まりました。
また、テキスト中の過去問については、章単位で、その章の学習の終了後に解答をするようにしました。
テキストの理解度を確認するためにも、過去問に取り組むことは絶対に必要です。
予想問題集、模擬試験等は、1問でも多くの問題に取り組むようにし、さらにそれを3回以上繰り返して忘れないようにしました。 問題に取り組むにあたっては、1問ずつ解答し、そのつどテキストで、正誤の理由等を確認をするようにしました。 なお、択一式試験については、7割の正解率を目標としました。 また、問題文を読んでいると、別々の科目であっても同じような数字・文言に気づくことがよくあります。 このような場合には、それぞれの科目のテキストに書き込みをし、科目ごとの共通点・相違点を確認するようにしました。 やはり、科目間の混乱を避ける意味でも、横断整理は欠かせません。 選択式については、テキストの条文を繰り返し読んで、十分理解したつもりになっていても、いざ問題に取り組んでみると正答が得られないということがよくあります。 そこで、選択式の練習問題に取り組むときは、解答後に必ずテキストにもどって条文を確認するようにしました。 今回の試験のように受験者全体の得点が低い科目は「2点」の救済措置がありますが、全体の得点が高い科目は救済措置はありませんので、こうした問題での取りこぼしは絶対に避けるような対策が必要だと思います。
私は将来、社労士の資格を活かし、年金相談を主な業務として仕事をしたいと思っています。皆様も「社労士になったらこれをやるんだ」という強い意志があれば、受験生活も乗り切ることが出来ると思います。ご検討をお祈りいたします。
1年間の学習の進め方ですが、大きく、フェーズを2つに分けました。 最初のフェーズは9月から12月までの4か月です。 この間はテキストを覚えるのではなく、法律の内容がどうしてそういうルールになっているのか、その理由付けにひたすら努めました。 ただ覚えようとしても膨大な量ですから、覚えた端から忘れてしまいます。理由が掴めれば結構記憶に残ります。 後半のフェーズである1月から7月までの7か月間は、受験必修講座の10冊のテキストを繰り返し読み込む期間を徐々に短くするようにしました。 5回以上読んだと思います。そして、理解が進まない内容については、重点的に時間をかけて何度も読み、わからないところは、電話で質問させて頂きました。 8月、特に、試験前1週間は重要です。この1週間で、10冊を再度読み込みました。さらに、前日は1日で10冊全部を読み直しました。 そうすると、試験当日は結構テキストの内容が頭に残っているもので、試験問題を一読して、内容(特に数字)が正しいかどうかを判断することができました。
通信講座の添削問題の提出時期ですが、今年は、テキストを学習するたびに提出するのではなく、全科目、ある程度学習ができたと考えた段階、つまり6月下旬に、試験環境と同じ状況に身をおいて、一挙に問題を解いて提出しました。 これで自分なりの自信を持つことができました。
試験問題の攻め方ですが、択一式試験は3時間30分で70問を解かなければなりません。 1問の問題について5つの選択肢を全部読んで、即座に解答を選択して、シートに記入すると3分近くかかってしまうため、時間との戦いに追われてしまいます。 昨年は、全科目5つの選択肢をすべて読んで判断していたのですが、今年は正解と思われる選択肢を見つけたら、迷わず次の問題に移る作戦を取りました。 結構怖いのですが、意外に正解がピカピカした問題が多いのです。
受験年度の1年間はあっという間に過ぎます。ご自身にとってベストの学習計画を立て、その実行に努めて下さい。合格を心よりお祈りいたします。
一念発起して再度受験しようと決め、最初にどこの受験指導機関が良いのか(自分に合うのか)を考えました。 たまたま知人に社会保険労務士として活躍されている方がいて、その方に安全衛生普及センターを教えていただきました。 受講料も比較的手頃で、何より一番良いと感じたのはテキストでした。 法律条文が省略されず(全てではありませんが)掲載されていて、後にその条文の解釈がくわしく解説されていました。 あくまでも法律の勉強ですから、法律条文をしっかり理解し覚えることが大切だと受験直後に痛感するとともに、改めて、安全衛生普及センターのテキストの良さを実感したものです。
私が受験勉強を始めたのは、年が明けた1月後半頃でした。 最初はテキストを通読し、テキストの中の肢別の過去問を解いていきました。 細かい部分にはこだわらず(そんな余裕はなかったのですが・・・)、早めに全科目を回しました。 次に、五肢択一形式の過去問を解き、解説をじっくり読み、大切だと思う箇所にマーカーを引いて覚えるようにしました。 試験までに3〜4回過去問を解きましたが、そのつど間違えた肢の解説にマーカーの色を変えてチェックをし、直前期には解説を見て一目で自分の弱点がわかる状態になっていました。
7月に入ってから、選択式完全対策講座にとりかかったのですが、問題数が多く、CDで講師の方が重要だと言われた問題しかできませんでした。 もう少し早い時期から始めると基本知識の定着がさらに進んでいたのではないかと思います。
法改正講座は、CDを聴いてテキストに重要箇所をマークして覚えるようにしました。 一般常識については何が出題されるのか不安でしたが、手を広げず安全衛生普及センターのテキストや資料だけに絞りました。
8月に入ると、択一式問題を速く解く訓練をしました。 具体的には、過去問70問を2時間半で解くことを2週間続けました。 休日には模試の解きなおしと復習をしました。特に解説を読んで苦手な所を覚えるように心がけました。
7月に3回受けた模試は合格圏には程遠いものでしたが、試験当日に合格レベルに到達すればいいんだという気持ちで、あきらめず勉強を続けました。
添削問題では講師の方々からの励ましのコメントがあったり、点数の悪さに情けなくなったり、逆にもっと頑張るぞという気持ちになったり、メンタル面でとても役立ちました。
試験当日、午前の選択式問題が終了した時には、合格基準点割れしている科目があるかもしれないと恐ろしくなりましたが、それでもあきらめず午後の択一式問題に必死で取り組みました。 結局、どの場面でもあきらめなかったことがかろうじてですが、合格につながったのだと思います。
この5年間は、受験必修通信講座と選択式完全対策講座を主とした通信講座を中心に学習してきましたが、初年度に受講した「答案練習通学講座」で、講師の先生から直接指導を受け、各科目の受験上のポイント、問題の取組み方、具体的な学習方法等を学んだことが、その後の学習を進めていく上で、大変参考になりました。
初年度と2年目は、@基本テキストによる学習、A問題集等の取組み(学習の習得状況の確認及び弱点部分の補強)、B模擬試験の受験、の課程を経て本試験に臨みましたが、今考えれば、覚えることも多く、理解するだけで精一杯でしたので、模擬試験、本試験ともに散々な結果となりました。
3年目は、1、2年目の反省を踏まえ、マスターノートを参考に、サブノートを科目別に作成し、さらに「白書」や法改正の受験上のポイントをパソコンでデータ化し、まとめるようにしました。 基本テキストの繰り返しの学習とあわせ、サブノート等の作成が、横断的な理解や学習の問題点を明確に把握する上で有効でした。 こうした学習の成果が現れたこの年は、模擬試験で初めて合格基準点を上回り、若干の自信もでてきましたが、本試験での合格点の確保には至りませんでした。
4年目の平成20年は、3年目と同じ学習方法を継続しました。 得点力も大きく上がり、模擬試験の択一式の得点で受験者中1番になることができましたので、「今年こそは」と本試験に臨みましたが、この年は選択式で難問が多く、解答に手間どり、焦ってしまったこともあって、不合格となりました。
そして5年目の平成21年は、最後の受験と覚悟して、学習スケジュールを前倒しにして学習に取り組みました。 3月までに基本テキストによる学習を終了させ、4月から問題集による実戦訓練に入りました。 模擬試験では、択一式の得点は前年度の得点を上回り、再度1番となりましたが、選択式で1科目が不合格となりましたので、試験までの最後の1か月間は選択式対策に重点的に取組みました。
本試験では、前年と同様に選択式は難しかったのですが、前年と違って焦らずに解答することができました。 選択式で3点に満たない科目があり不安でしたが、この科目の「2点」の救済措置に助けられ、運良く合格することができました。
この5年間、模擬試験を含め、センターの講座のみを受講してきましたが、通信講座の添削問題の解答に添えられた講師の先生のコメントなどが励みになり、途中で断念することなく学習を続けることができました。
最後に、年齢的にも社会保険労務士としての活動は限られますが、高齢化が進む社会において、少しでも役に立てればと思っています。
今まで学習を続けてきた中で、重要と思われることは以下の3点です。
@自分の弱点を知ること、A本試験では自分を信じること、B必ず合格するぞと強く願うこと、です。
@については、学習面だけではなく生活面においても把握する方が良いと思われます。
私には5歳と7歳の子がおり、また92歳の認知症の祖母の世話を母と2人でしていますので、1日のうちでいくらかまとまった学習時間を持てるように生活リズムを調整することが一番の課題でした。
そこで生活リズムに沿った長期の計画と短期の計画を立てました。
長期の計画は1月は「労基法と安衛法」といった大まかな計画を、短期の方は「1月5日はテキストの50頁〜100頁」という細かいものです。
1週間に1日は余裕があるようにし、遅れは必ずその週内で取り戻し、次の週へ遅れを持ち越さないように心がけました。
学習量としては、テキストの通読、問題集、課題、模試は最低3回は繰り返すことにし、問題等で間違えた箇所はテキストにマークをし、テキストに載っていない事項はテキストに書き込みをして、「テキストに戻る」ことを常に心がけて学習しました。
また、洗濯物を干しながら、お料理をしながら、その日に学習したことを思い出し、声に出してみたりもしました。
そして、前年は選択式で2点足りずに不合格となったため、選択式の問題により多く取り組むことが必要でした。
ですから安全衛生普及センターの選択式完全対策講座は有効でした。条文ごと、重要事項ごとに問題がありますので、条文を覚えるのにも役立ちました。
Aについては、今まで頑張って来た自分を認め、自信を持つことです。 私は、本試験の選択式の1問目で2点しか取れず動揺しましたが、今までの自分のしてきたことを信じることにしました。
Bについては、皆さん同じ想いですね。
私が学習することを、母には理解してもらえず衝突することが多々あり、もどかしく悔しい思いをしましたが、「自分の人生は自分で決めるんだ」という強い気持ちで自分を落ち着かせるようにしました。
長々とえらそうなことを書いてしまいましたが、私は遠回りをした方だと思います。
何か1つでも受験生の皆様の参考になることがありましたら幸いです。
皆様の合格を心よりお祈り申し上げます。